日本育ちでTOEFL100点を超えるための勉強法(ライティング編)
はじめに
私は日本生まれ日本育ちで、日本の一般的な私立高校を卒業しています。そのため、英語学習には非常に苦しまされ、長い間勉強法を試行錯誤してきました。最終的には完全に独学で勉強し、高校3年のころに受けたTOEFLでは100点を超えることができました。
この記事では、その過程で培ったTOEFL対策に関するノウハウを共有できればと思います。TOEFLは対策をきちんとすれば点数がとれるテストです。留学に際して避けては通れない壁の一つですので、早めの対策がおすすめです。
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ライティングにおける3つの要素
今回はライティングについて解説していきます。リーディングやリスニングに比べ、日本人にとって点数の取りにくい分野ですが、しっかりと対策すれば25点以上取れるようになります。
TOEFLにおけるライティングにおいて重要なのは
- 文章構成(話の流れ)
- 文法やスペルの正しさ
- 文章の内容
です。個人的な印象ですが、TOEFLにおいて、採点者は1の「文章の構成」に対して最も注意を払っており、逆に、3の「文章の内容」自体にはそれほど重きをおいていないと感じます。
文章構成について
文章の構成とは、どのように自分の思考を文章として展開するかであり、良い構成であればあるほど、読者が簡単に文章を理解できるようになります。そのため、複雑な構成であっても、難解であれば、それは良い構成とは言えません。
また、文章の構成と文法は全くの別物です。文法とは単語をどのように組み合わせてセンテンスを作るかですが、文章の構成はセンテンスをどのように組み合わせて文章を作るかです。
有効的な文章構成を一から編み上げるのは大変ですが、文法と同様、文章構成にも先人が生み出したパターンというものがいくつも存在します。そしてTOEFLに関して言えば、得点の取りやすいパターンというものが存在します。そのため、これらのパターンを暗記し、その文章構成に沿って自分の文章を展開すれば、25点以上の高い得点を狙えます。
文章構成を学ぶ上で非常にオススメしたい書籍はこちらの「Speaking and Writing Strategies for the TOEFL iBT (English Edition)」です。
Speaking and Writing Strategies for the TOEFL iBT (English Edition)この本は本当に素晴らしくて、自分もこの本のおかげでライティング(とスピーキング)の得点を伸ばせました。もともとライティングは20点行くか行かないかあたりだったんですが、この本をしっかりやったあとに受けたTOEFLでは25点以上を取ることができるようになりました。
洋書なので敷居が高いと感じる方がいるかもしれませんが、非常に簡易な英文で書かれているため、比較的スラスラと読むことができると思いますし、英文を読む練習にもなるため、一石二鳥です。
文法やスペルの正しさ
いくら文章構成が素晴らしく、内容の良い文章でも、文法やスペルにミスが多数あったら、それは良い文章とは言えず、従って高得点を狙うことはできません。
しかし、文法やスペルの良いところは、簡単に合っているかどうかを確かめられるところです。文法やスペルのチェックをしてくれるサービスはいくつかありますが、個人的にはGrammarlyがおすすめです。無料で利用できますし、様々な端末で利用することができるので、すぐに使い始めることができます。
Grammarlyで文法やスペルに問題が見つからないようであれば、まずTOEFLレベルであれば問題ないかと思いますので、英文を書いたらGrammarlyでチェックする習慣をつけるとライティングのスコアを上げることができます。
文章の内容
意外かもしれませんが、TOEFLのライティングに限って言えば文章の内容はさほど重要ではありません。与えられた問題に対してしっかりと答えていて、ロジックに一貫性があれば問題なく点数が取れます。極端なことを言ってしまえば、自分の本心ではなくとも、論理に一貫性のある主張であれば、それを書いてしまって問題ありません。TOEFLのライティングは受験者の意見の質を採点しているわけではなく、文章自体の質を見ているからです。なので、他の受験者とかぶらないように奇抜なことを書いても点数に影響はありませんし、逆に、ありきたりなことでも、しっかりとした論理展開がなされていれば高得点を狙えます。
以上がTOEFLにおけるライティングの対策になります。正直、ライティングはどれだけ自分の中に英文がインプットされているかでもあると思うので、しつこいようですが、リーディングの能力があればあるほど、ライティングも比例して伸びると考えます。前回、そして前々回で紹介した勉強法と合わせて学習してみてください。
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